呼子のイカが美味しい理由を解説！おすすめのお店も！

呼子のイカは全国でも有名で、その透き通った透明なイカの味は食べたら忘れれないというほど衝撃の美味しさです。
佐賀県唐津市呼子は人口5000人の小さな町であるにも関わらず、年間100万人ほどの観光客が訪れるイカの町なんです。

この記事では、食べる前に知りたい呼子のイカがなぜ美味しいのか？
呼子イカのこだわりと、豆知識を書いていきます。

この記事はこんな人におすすめ

この記事を読めば食べながらウンチクを語れます。笑

恵まれた玄界灘の海域

玄界灘は九州北西部に広がる海域で、大陸棚が広がり対馬海流が流れています。
世界でも有数な漁場なんです。

玄界灘は対馬海流が流れています。
日本には４つの海流があり
南から北上してくる日本海流（黒潮）、対馬海流（黒潮）
北から南下してくる千島海流（親潮）
日本海を流れるリマン海流（寒流）があります。

対馬海流とは、鹿児島西部から北上した流れが長崎、佐賀の島々の細い海域を通る（黒潮）暖流であり
イカに関わらず多種多様な魚介類の栄養素となっています。

※黒潮より親潮の方が魚は美味しい。とされる。

この問いは残念ながら答えられません。

なぜなら種類が違うから！

イカの種類

実は呼子で食べられているイカは剣先イカ（けんさきいか）と言って北海道で食べられているイカはスルメイカや槍イカで種類が全然違います。
どちらとも美味しいイカに間違いありませんが、触感や味が違います。

呼子の剣先イカはねっとりとした甘みの強く感じられるイカで加熱しても甘みが残り固くならないという特徴があり
刺身でも天ぷらでも炒め物でもどんな料理にでも美味しく食べる事ができます。

一方スルメイカは心地よいコリコリのある食感を楽しむ事ができ、干し物や焼き物がその食感を楽しむ事ができ、他のイカに比べてサイズが大きい事から
イカの塩辛などに使われる事が多いです。※もちろん刺身でもＯＫです。個人的にスルメイカの刺身は冬の時期が美味しいと思っています。

イカの中でも剣先イカは最高級品と言われ、味は甘みの元である遊離アミノ酸が豊富に含まれ、特に刺身の独特な甘みが絶品です。
低脂肪、低カロリーでありながら高タンパク質ですので、天ぷらとして食べてもあっさりとした口当たりです。

※剣先イカの一夜干しその美味しさゆえ「一番スルメ」と呼ばれています。

剣先イカを食べられるのは、九州の長崎、佐賀、福岡。
本州でも山口や島根で食べる事ができます。

イカはとてもナイーブな生き物です。
実はイカは人の手に触れるだけで火傷してしまうほどナイーブな生き物なんです。

釣り人がイカ釣りをしてリリースするなんて話がありますが、人の手で触っただけで火傷するくらいです。

熱いコンクリートや岩場に接触させただけで致命傷となります。多くのイカはリリースされても死んでしまう可能性が多いでしょう。

それほどナイーブな生き物だからこそイカ漁師さん達は最新の注意を払ってイカ漁をしています。
獲ったイカは触らずに生け簀に入れるなど鮮度を保つ工夫がなされています。

ご覧の通り呼子は船乗り場と飲食店が隣りにあります。
これは、漁をしたら漁港でセリにかけるのではなく、契約した飲食店に直接配送するという呼子独自の流通ルートがあります。
最新の注意を払って捕獲したイカを生きたまま飲食店の生け簀へと移す訳です。

また、飲食店側にも鮮度を保つ努力があり、生け簀には目の前の海から海水をくみ上げてなるべく海と近い環境を作り上げているのです。
※海の中に生け簀がある飲食店も多数あります。

祭りの金魚が家で水槽に入れて死んでしまった経験はありませんか？
実は魚は水質の変化に敏感で、水質や水温が急激に変わるとストレスを感じてしまうんですね。
ストレスによって死んでしまう魚もいるくらいです。

呼子の生け簀は、目の前の海水をくみ上げる事で、先ほどまで泳いでいた海の環境を再現しなるべくストレスを与えないように考えて作られているんです。

以上のように、恵まれた環境と漁師さんや飲食店の努力で鮮度の高い新鮮なイカを提供できるようになったのです。

もともとの自然環境もそうですが、セリを行わない直接飲食店に卸す独自の配送ルートなど、イカに対する情熱を感じますね。

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でわでわ